私の変わった毎日

私は高校卒業後、とある老舗旅館に就職しました。

仕事自体はとても楽しく、観光で来ていたお客さんはまだ新人の私を可愛がってくれました。

しかし、高校生の頃毎日のように見ていたニュースもアニメやドラマも、全て見られなくなりました。

いえ、分かってはいたのです。旅館で働くということはすなわち仲居さんとして働くということ。

仲居さんということは朝から晩まで働くということです。

仲居さんは、中休みがありますが、それは5時間。

睡眠に2時間寝ることができたとしてもあと三時間は掃除をしたり、料理を作ったり、家では家ですることをしなくてはいけません。

それも中休みがあればの話です。

時に、忙しい時期では中休みが3時間で終わるのが10時をすぎることもありました。

その時、ふと思ったのです。

あれ、私何の為に働いているのかと。

休みが欲しい、友達を失いたくない、みんなと同じことをしたい。

次第にそういった気持ちが増えるようになっていきました。

そう思った日は、ヘルプで綺麗な衣装を見にまとったお姉さん達が旅館に訪れていました。

それも、お客さんとしてではなく仕事をしに来ていました。

それは、大人の世界でした。

お触りokとはいえ、その光景は実に不快でした。

カルチャーショックと言いましょうか。

酒に酔っ払っているお客さんに、料理を提供していた時でした。

男の方が、下半身を露出していたのです。

その晩、私は気持ち悪くてあまり寝られなかったのをよく覚えています。

もう仲居という仕事は絶対にしないと心に誓いました。

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